バーンズ「チームとして経験しなきゃいけないことがある」

サンアントニオ・スパーズは、再建期から抜け出し、再びNBAのトップチームに返り咲くことを目指しています。

今年のドラフトでビクター・ウェンバンヤマを獲得したことが、この新時代の幕開けを告げました。

さらにデビン・ヴァセル、ケルドン・ジョンソン、ジェレミー・ソーハンといった重要なピースも揃っています。

先月のドラフトでステフォン・キャッスルを全体4位で指名したことで、チームのエンジンはさらにチューンアップされました。

再建のための重要な動き

スパーズはドラフト資産を蓄積し、経験豊富なハリソン・バーンズをトレードで獲得するなど、再建に向けた重要な動きを見せました。

バーンズは若いロスターに必要な経験とノウハウをもたらします。

しかし、再建プロセスは来シーズンも続きます。

バーンズは、スパーズが再びNBAの頂点に立つためには時間がかかることを理解しています。

これはコミットメントから始まるんだ。もちろん、一夜にして物事がうまくいくわけじゃないってわかってるよ。

あと、共有した経験も大事だよ。

前にも言ったけど、経験って早送りできないんだ。

プレーオフで成功してるチーム、特にこのフランチャイズを見れば、毎年経験を積み重ねてるよ。

それが選手たちの成長と進化を可能にするんだ。チームとして経験しなきゃいけないことがあるんだよ。

若手選手の経験と成長

スパーズは、バーンズがチームに来る前にも多くの困難を経験してきました。

22勝のシーズン、長い連敗、5シーズン連続でプレーオフを逃すという試練がありました。

NBAの選手たちは負けに慣れたくはありませんが、それがチームの決意を固め、個々と集団として成長する助けになることもあります。

シーズン後半の改善

具体的な例として、スパーズは2023-24シーズンの終わりに改善の兆しを見せました。

オールスターブレイク前のチームのプラスマイナス差は-8.6でしたが、オールスターブレイク後には-2.1に改善されました。

チームのディフェンスレーティングもブレイク前の117.5からブレイク後には111.8に改善されました。

接戦のクラッチタイムについても改善が見られました。

サンアントニオはオールスターブレイク前にクラッチタイムで平均6.9ポイント、プラスマイナス差-2.5でしたが、ブレイク後は平均9.3ポイント、プラスマイナス差0.8となりました。

新シーズンへの期待

スパーズはシーズンをデンバーとデトロイトに連勝し、最終的に6試合中4勝で終えました。

2023-24シーズンの記録は、シーズンを通してのチームの大きな成長を反映していませんが、作業は続いています。

チームは昨シーズンのロスターの大部分を復帰させ、経験を持ちながらバーンズとクリス・ポールを加えています。

それをすべて組み合わせると、新シーズンを迎えるにあたって、ロスター上では改善されたスパーズチームの姿が浮かび上がります。

引用元:Kens5