早くドラフトが見たいです。
マッツです。
今日は9人目のスパーズ通知表です。
今更ですが通知表の見方はこうなっています。
今回はスパーズの守護神、ヤコブ・パートルです。
今シーズンの成績
24歳のヤコブは66試合に出場し平均17.6分の出場で平均5.6ポイント、5.7リバウンド、1.8アシスト、1.4ブロック、FG 成功率62.4%、FT成功率46.5%を記録しました。
ハイライト
ベストゲームはホーネッツ戦です。
逆転勝利の立役者になりました。
この試合で見せたホワイト・マレー・デローザン・ライルズ・ヤコブのラインナップは強烈でした。
良かった点
スパーズのディフェンスを支えた
シーズン前はポストアップからの得点に力を入れたいと語っており、役割が増えることにわくわくしていたようです。
https://www.spurs-gym.work/entry/jakob-poeltl-interview/
ヤコブは今シーズンも堅実なパフォーマンスでチームに貢献しました。
機動力と高さを活かしてリムプロテクターとしてリム周りに立ちはだかりました。
またガードと非常にうまく機能するロールマンとしても優秀でした。
ポイントガードとのピックアンドロールで試合を作ることができました。
特にホワイトとのコンビネーションは強力でした。
オーランドバブルではオルドリッジの欠場に伴い出場時間が増加しました。
平均25.8分の出場で8.3ポイント、8.1リバウンド(3.4オフェンスリバウンド)、1.8アシスト、 FG成功率64.8% 1.4ブロックで終了しました。
36分換算のスタッツです▼
オールスター級のビッグマンとの対戦が多くファウルトラブルに苦しみましたが、スパーズのインサイドを支えました。
数字で現れた高い貢献度
またヤコブは235スクリーンアシスト(NBAで14位)と95ブロック(NBAで8位)でシーズンを終えました。
平均17.6分の出場時間でこの数字は驚異的です。
リーグで最高のスクリーンセッターとリムプロテクターの1人でした。
P&Rのロールマンとしてもすばらしい活躍でした。
1.31 PPP(1回のポゼッションでの平均得点数)はNBAで16位とそのシナリオでのFG成功率はとても効率的で74.2%を記録しました。
P&RがNBAのプレイブックの柱であり続けることを考えると、ヤコブはそのセットから驚くほど効果的である存在です。
またアシストでも貢献しています。
ヤコブ36分換算あたり3.6アシストを記録しています。
NBAのセンターのうち11位にランクインしています。
またアシスト/TOの比率ではヨキッチやホーフォード、ブセビッチよりも優れています。
パスセンスがよくTOが少ないため一つの武器となっています。
改善が必要な点
フリースロー、ファウルトラブルは改善が必要
ルーキーシーズンからの課題でしたが、 FTとファウルトラブルはまだまだ改善には時間がかかるようです。
FT成功率は46.3%とかなり厳しいものでした。
そのため終盤での起用が難しかったです。
この二つはビッグマンの宿命ですが、ダンカンACの指導で改善できることを期待します。
これが改善できればもっと出場時間が伸びると思います。
フィニッシュでダンクが少ない
ヤコブは216センチの長身ですが、ゴール下のフィニッシュではレイアップやフローターを使うことが多く、タフショットになりブロックされる場面が目立ちました。
現地でもヤコブダンクをしてくれ!!とかなり話題になっていました
体力の温存かもしれませんがまだまだ若いのでダンクを狙って確実に2点をとるかファールを誘って欲しいところです。
総合評価
総合評価:C⁺
昨シーズンとほぼ同じ働きでした。
リムプロテクター、ロールマンとして安定した働きをしてくれた反面、ファウルトラブルやFTにも苦しみ周囲の評価も分かれました。
伝統的なビッグマンであるヤコブは現代バスケでは起用方法が少し難しいですね。
力強いフィニッシュができるようになれば最高です。
ただディフェンス力の点でいえば現在のスパーズに必要不可欠な存在です。
今後の展望
ヤコブは今オフ制限付きFAになります。
本人はスパーズに残りたい。と昨シーズンのオフから一貫して話しています。
ただ評価してもらえるチームでプレイしたいとも話しているため、どうなるかはわかりません。
再契約となった場合、複数年で年8M~11Mほどの契約になるのではないでしょうか。
類似した選手でいうとDパウエル、Dジョーダン、Dタイスあたりですね。
ここ数年伝統的なビッグマンの評価は厳しいのでもしかするとサラリーを抑えて契約できるかもしれませんね。
ヤコブは新生スパーズに必要な機動力、ディフェンス力を兼ね備えた貴重な戦力です。
ぜひ再契約してまた元気にプレーしてほしいですね。
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