ケルドン・ジョンソンの好調がもたらすスパーズの選択肢とは？

今シーズンのプレーオフ争いから脱落したスパーズですが、来シーズンに向けて希望を与えてくれるプレーを見せています。

先日のデトロイト・ピストンズ戦では前半にシュートが決まらず苦戦しましたが、それ以前はリーグ屈指のオフェンス力を発揮していました。

後半には持ち直し、フィールドゴール成功率50%を記録しましたが、相手の成功率は53.8%とそれを上回り、追いつくことはできませんでした。

明らかにディフェンス面の課題は残りますが、オフェンスの成長は好材料です。

その中心にいるのがケルドン・ジョンソンです。

「Silver and Black Coffee Hour」の共同ホストであるザック・モンタナ氏は、彼の影響力について詳しく分析しています。

3月のSASには、75分以上一緒にプレーした3人組のラインナップが29種類。
そのうちネットレーティングがプラスの組み合わせは6つだけ。
その6つのうち5つにケルドンが含まれている。
PHX戦以降、彼のパフォーマンスは素晴らしく、それをデータが証明しています。 https://t.co/Odmwmpuz00

— マッツ@スパーズブログ (@iwantsome_nasty) March 27, 2025

ケルドンの成長がスパーズの選択肢を広げる

NBAオールスターウィークエンド以降、ケルドンは1試合平均15.2得点、フィールドゴール成功率54.8%、3ポイント成功率40.6%と、非常に効率的なプレーを見せています。

これまで以上に落ち着いたプレーができており、スパーズがシーズン序盤に必要としていたものをようやく後半戦で手に入れた形です。

モンタナ氏が指摘するように、ケルドンはどんなラインナップでも良いプレーをしており、ヴァセル、ケルドン、ソーハンというスパーズの将来を担う3人がともに成長しているのはポジティブな要素です。

また、今オフはスパーズのGMであるブライアン・ライトにとって重要な時期になります。

ケルドンの契約はトレードしやすい条件であり、最近の好調ぶりで価値を高めています。

実力不足の選手をトレードするのは難しいですが、彼のように価値を証明した選手なら、もしアップグレードが見込める選手が獲得可能な場合、交渉材料として使うこともできます。

しかし、好調なケルドンを手放すべきかどうかは慎重に判断する必要があります。

彼のディフェンス面での課題は依然として残っていますが、チームが他の方法でディフェンスを補強できるなら、彼を残す選択肢も十分にあり得るでしょう。

いずれにせよ、スパーズは今、ケルドンという貴重な戦力を活かして複数の選択肢を持つことができています。

それは、彼がシーズン後半に見せた成長のおかげです。

引用元:Air Alamo