サンアントニオは今年のオフシーズン世代交代を進めています。
ここ 2シーズンは ファンとしては苦い思い出の方が多くなっています。
その際に不満点として挙がっていたのは理解が難しいローテーションとロスターのバランスの悪さでした。
今年のオフシーズンでロスター改善の兆しを見せていますが、ローテーションを組むがわかりません。
そこで来シーズン避けて欲しいローテーションについて三つのポイントをあげたいと思います。
サマニッチを干すこと
サマニッチは2019年のドラフト19位指名の選手です。
まだ21歳ですが現在通常のローテーションに入っていないことを考えるとファンの中にはサマニッチはバストではないか?と話している人もいます。
ただ昨シーズンサマニッチは3月初旬の 3試合で印象的な活躍を見せました。
ネッツ、ニックス、サンダーとの3試合で平均10.3ポイント、6.3リバウンド、3ポイント成功率40%を記録しました。
サマニッチを悩ませている最大の問題は一貫性です。
サマニッチには昨シーズンの序盤は一貫した出場時間を与えられていませんが、出場した試合も生産的ではありませんでした。
それでもオースティンスパーズに送られてプレイした後はプレーの質に変化が見られました。
攻守共に積極的なプレーが増えました。
特にディフェンスでは横方向のすばやさとマンマーク能力でチームにアピールしました。
しかしルディゲイが復帰した後はほとんど出場時間を得ることはできませんでした。
今シーズンはサマニッチがスパーズの将来の一部であるかどうかを決めるシーズンです。
チームに必要なスキルセットを持つサマニッチは大きな可能性を秘めています。
重要なのは試合の局面で出場時間を得ることができそこで何ができるかを証明することです。
今シーズンそこで活躍ができなければ、 ケルドンの残留に力を注ぐことになるため、バストと言われても仕方がないと思います。
フォーブスに依存すること
2019-20 NBAシーズンはサンアントニオスパーズにとって常勝チームが終わりを迎えたシーズンとなりました。
1997年以来初めて勝率を5割を下回りプレーオフを逃しました。
またリーグで6番目に悪いディフェンス評価でした。
そのチームのディフェンスの問題を一人に集中するべきではありませんが、フォーブスはそのシーズンで NBA全体のガードの中で最悪のディフェンス評価でした。
またフォーブスはそのシーズンでデローザン以外の誰よりも先発を務め、ホワイト、ケルドン、ロニーよりも多い平均25.1分の出場時間を得ました。
確かにフォーブスはそのシーズン3ポイント成功率38.8%を記録し、 昨シーズンバックスでも45.2%と素晴らしいシュート力を持っていますが、 2年前と同じ役割を与える必要はありません。
パティが移籍したためスパーズがシューティングの穴を埋めるために、フォーブスと契約したことは理解できています。
それでも彼の他にも評価が急上昇しているトレジョーンズがいます。
トレジョーンズとフォーブスを共に起用するということも一つの案かもしれません。
フォーブスはスパーズのシステムを理解できておりアウトサイドシュートを高確率で沈めることができるため、このチームにとって価値がある選手です。
しかしチームがディフェンスで苦しんでいる時はフォーブスの起用は制限する必要があります。
2年前のディフェンスの悪夢を繰り返すわけにはいきません。
シューターの起用を避ける
オフシーズンのロスターの変化から判断するとスパーズは昨年のシューティングでの弱点は理解できているようです。
昨シーズン3ポイント成功率で24位に終わった後ダグマクダーモット、フォーブス 、ヴィースカンプ、ランデールと シュート力に定評がある選手を補強しました。
アウトサイドシュートを積極的に打つことは現代NBAで必ず必要 なことです。
それはブライアンライトGMも理解できています。
トップは新たに獲得したシューターを確実に起用する必要があります。
先ほどフォーブスを長時間使用するのは避けるべきと話しましたが、フォーブスの強みを生かすためにディフェンス力の弱さをうまく隠すことができるディフェンシブなガードと共に起用するべきです。
マクダーモットはロニーやケルドンのようにドライブができるウイングのために素晴らしいフロアスペーサーとなるでしょう。
昨シーズンを教訓に…
昨シーズンはデローザンのアウトサイドシュートの乏しさが弱点となり、スペーシングに苦しんでドライビングレーンを潰す事が何度も見られました。
昨シーズンのスパーズはルディとパティが最もスリーポイント成功率が高いシューターでした。
それでもロニーとヴァセルはかなり効果的である可能性を示しました。
今シーズンのチームにはたくさんのシューターがいます。
ポポヴィッチHCは常に少なくともコートに二人のシューターを配置するのが賢明だと思います。
このチームにはスーパースターはいませんがすべてのポジションに才能がある選手が多く、ブレイクアウトシーズンに向けて準備を整えています。
監督は2022年のローテーションを楽しむと思いますが過去の過ちから 修正することを願っています。
引用記事:Air Alamo
コメント
コメント一覧 (2件)
かなり深い考察でした。流石です。
チームとして可能性を探りながら且つ、結果も出していかなければならない難しいシーズンになりそうですが、コアメンバーが大きく飛躍する様な展開になってくれれば嬉しいのですがどうなるやら。
マレーがリーダーとして活躍してオールスターリザーブ枠で選ばれてくれないかな(笑)
ジョンソンが最後までMIP候補に残る程の活躍しないかな。
ウォーカー4世が得点ランキングベスト5に入るほど点取り屋として覚醒しないかな。
ヴァッセルがコビントンを越えるほど3&D選手として頭角を表さないかな。
私の大好きなホワイト頑張れ✊‼️
返信が遅くなって申し訳ありません。
コメントありがとうございます。
毎年ポップが頼みの綱にしていたベテランがいなくなったため、若手を使わざるを得ない状況になるのは非常に楽しみです。
ヤングコアがそれぞれステップアップすることができれば、十分プレーオフは狙えると思います。