木曜日のマイアミヒートとの試合前にグレッグ・ポポヴィッチ監督は全てのサンアントニオスパーズファンが恐れていた言葉を言いました。
今シーズンデリックホワイトが戻ってくるとは思わない。
ホワイトの怪我に伴い、スパーズはラインナップの変更を余儀なくされました。
NBA が開幕した後ホワイトは2試合欠場しましたが、その時はロニーが代わりにスターターに名を連ねました。
しかし 今回は別の動きがありました。
ポップは今シーズンスターターで31試合出場していたロニーの代わりに、出場機会が減少していたルーキーのデビン・ヴァセルをスターターに起用しました。
ポップはロニーにレジェンドのマヌジノビリのようにシックスマンとしての働きを期待していると話していました。
ロニーはその期待に応えてターンオーバー0で18ポイントを獲得しました。
今シーズン2度目のスターター起用されたヴァセルは11ポイント、2リバウンド、1ブロックと堅実なパフォーマンスでした。
ほぼ初めてのラインナップでの起用ということで、 もう少し時間がかかるでしょう。
このラインナップの変化が賢い変化である理由
ヴァセルのスターター起用は全ていい意味があります。
デローザンとマレーはボールハンドラーとしてボールを持つ時間が長い選手ですがヴァセルはその反対です。
ヴァセルの強みのいくつかは現在のポジションで活かされます。
スマートなディフェンスローテーションができてコートのスペーシングを改善できます。
優れたキャッチアンドシュートができます。
3P成功率は39.4%であることを考えると優れたフロアスペーサーです。
ロニーも同じ資質を多く持っていますが、 ロニーにはボールが必要です。
デローザンとマレーと一緒にプレイすることはロニーのプレイメイキングの機会を減らすきっかけになります。
フロアーの3番目また4番目のオプションになってしまった場合やや空気となる場面が見られます。
ロニーはドライブからのパススキルは非常に高く才能の片鱗を見せています。
一時期フロアスペースを広げるためにケルドンジョンソンとロニーをスターターの入れ替えを提案していたこともありましたが、ホワイトの欠場は それで補うことはできません。
Win-win の関係
ヴァセルはホワイトと同じ活躍を望むのは酷ですが、現時点では最適の判断だと思われます。
ヴァセルはコート上で最高のプレイヤー達とプレイする貴重な経験を積んでいます。
ロニーは最も効果的に活躍するためにボールハンドラーとしてボールをタッチする機会を増やす必要があります。
今回はこれが非常に最適な判断です。
チームの競争力を維持しながら将来に備えてチームを準備する決定です。
厳しいスケジュールが続きますが選手たちの成長の場として活用してほしいですね。
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