来シーズン開幕まで残り1ヶ月ほどとなりました。
NBA開幕に向けて各チームのロスターはほぼ決まりつつあります。
サンアントニオスパーズは再建段階であるため、ロスターの整理中です。
開幕前にトレードがある可能性もありますが、 各ポジションの核となる選手はほぼ決まっています。
そこで今回は3回シリーズでガード、フォワード、ビッグマンの戦力分析と今後の展望についてまとめていきます。
第1回は大きくロスターが変わった、ガードポジションについてまとめます。
ロスターのおさらい
ポイントガードのスターターはおそらくトレ・ジョーンズが務めることとなるでしょう。
トレはこのロスターの中で唯一の純粋なポイントガードです。
来シーズンはおそらくデジョンテマレーに変わりスターターを務めるでしょう。
またプリモはハンドラーとしてプレイする時間が増える予想です。
チームの方針や活躍よっては、スターターの昇格する可能性も十分ありえます
ルーキーのウェスリーはGリーグで経験を積みながら、ガベージタイムを中心にチームの競争力を高める役割となるでしょう。
シューティングガードではヴァセルがスターターになる見込みです。
メインオプションとしてプレーすることが予想されます。
バックアップでプリモ、リチャードソン、 ロミオを中心にウイングプレイヤーとしてローテーションされるでしょう。
ルーキーのブラーナムはGリーグで経験を積みながら NBA でプレーする準備の期間となるでしょう。
またホールアダレイクースに関しては jリーグが主戦場となるでしょう。
アダウェイとクースはシーズン前にカットされる予想です
ポジティブなポイント
未知数だが層が厚い
若い選手が非常に多く、明確な課題もありますがローテーションについては楽観的な味方ができます。
メインハンドラーが トレイジョーンズ になる予想であるためスピーディーな展開になることが予想されます。
現在のガードのロスターにおいては機動力がありオフボールでも得点ができる選手やそのポテンシャルがある若手が豊富にいます。
昨シーズンのようにパスを回しオフェンスの負荷を分散させることができれば、 機動力でアドバンテージを取ることができるでしょう。
ただチームは再建の序盤であるため、 すぐにはうまくいくとは想像しにくく、多くの痛みを伴います。
幸い現在のスパーズには時間があり、若手選手達がしっかりアピールできる環境が整っています。
今後のチームの将来を見定めるためにもガード陣の層の厚さは、競争を高める上で有利に働くでしょう。
サイズとアスレチック能力が高い
ここ数シーズンチームはサイズに苦しむ場面がありましたが、来シーズンはその影響が小さくなるかもしれません。
現在のロスターでは、多くの選手がサイズとアスレチック能力を兼ね備えています。
トレジョーンズ以外全員193cm以上で、WSは200cm以上あります。
ディフェンスでオールスイッチで対応したとしても、ミスマッチになる場面が減るでしょう。
またトレ、プリモ、ヴァセル、ロミオ、リチャードソンに関しては対人ディフェンスで強さを発揮できることは証明できています。
後はチームのディフェンススキームがうまく機能できれば、 オフェンス面でも良い影響があり、将来に向けて大きな武器となるでしょう。
ヴァセルのブレイクアウトシーズンに
3年目のシーズンに突入するデビン・ヴァセルのブレイクアウトシーズンになると期待しています。
ヴァセルは昨シーズンの中盤にデリックホワイトがトレードされた後、印象的なパフォーマンスを続けていました。
今シーズンはケルドンと共にファーストもしくはセカンドオプションとして、 飛躍のシーズンになるでしょう。
そのためにもオフェンスクリエイト能力を磨いていく必要があります。
このヴァセルの成長において、リチャードソンの存在が大きくなるでしょう。
来シーズンは苦労しながらも経験やチームメイトのサポートで成長する過程を楽しみにしています。
ネガティブなポイント
ハンドラーの層が薄い
ガード陣のロスターを見て1番明確であることは、 純粋なボールハンドラーがトレしかいないことです。
昨シーズンはマレーとホワイトが担っていましたが、その二人はもういません。
昨シーズンの終盤はプリモがハンドラーを務める場面もありましたが、まだまだ経験不足です。
ウェスリーもサマーリーグで良い活躍を見せましたが、戦力となるにはまだ時間がかかるでしょう。
それでもシーズンが進むにつれて経験を積み、徐々にこの問題を解決していくことを期待しています。
オフェンスクリエイト能力不足
また今のロスターで明確な問題は他にも多くあります。
自身でオフェンスをクリエイトする能力がある選手が不足していることです。
昨シーズンはほとんどデジョンテ・マレーがになっていました。
ヴァセル、リチャードソンは昨シーズンの得点の3/4以上、プリモも2/3以上がアシストからの得点でした。
唯一トレジョーンズは半分以上が自分でクリエイトした得点でしたが、 そこまで効率的ではありませんでした。
ロミオは怪我が多く、まだ実力を証明できていません。
ウェスリーは大学時代ドライブからの得点が得意でしたが、FG 成功率は低く非効率的でした。
ブラーナムはピックアンドロールにかなり頼る傾向があり、 ルーキー2人を戦力として計算するにはまだ時間がかかるでしょう。
この中で誰が台頭してくるか、成長に期待です。
アウトサイドシュートが不安定
オフェンスクリエイト能力に加えて、アウトサイドシュートも問題になる可能性が高いです。
トレジョーンズは過去のブログでも紹介しましたが、アウトサイドシュートの本数も確率も 低いです。
プリモは積極的にアウトサイドシュートを打てていましたが、3P成功率は31%にとどまりました。
ウェスリーは大学時代の3P成功率は30%であり、オフボールでの 動きにも課題があります。
ガードユニットの中で安定した活躍が期待できるのはヴァセル、ブラーナム、リチャードソンです。
ただ昨シーズン中盤以降のマレーのように、ディフェンダーを引き寄せる選手が不在であるため、アウトサイドのマークもきつくなり、アウトサイドシュートで苦労するでしょう。
あとはオフシーズンにサンダーへ移籍した シューティングコーチ、チップ・エンゲランド元ACの離脱が影響しないことを祈るのみです。
その他にもチームは若い選手が多く経験不足が懸念されるでしょう。
昨シーズンと同様にクラッチタイムは大きく 苦戦すると思いますが、同様に経験を積んで選手個人の能力が成長することを期待しています
今後の展望
ガードポジションは昨シーズンと比較すると純粋に戦力はダウンしました。
チームとしては一番弱点になるポジションであることは否定できません
それでもポテンシャルを多く秘めた、競争力がある若手たちが 控えています。
昨シーズンオールスターに成長したデジョンテマレーもリーグに入った数年間ははかなり苦戦していましたが、改善を続けて成長しました
チームの伝統である競争力と育成力で切磋琢磨して、数年後にあの再建シーズンでの成長は大きかったと振り返ることができるようなシーズンとなってほしいです。
新しいフランチャイズプレイヤー候補が、この中から現れることを期待しています
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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