キャッスルが振り返るルーキーイヤーとウェンバンヤマとの日々。

いくつかのブックメーカーは、サンアントニオ・スパーズのルーキー、ステフォン・キャッスルを新人王の最有力候補に挙げています。

20歳のキャッスルは、良好なシーズンを過ごしており非常に優れたプレーも見せていますが、現在はその中でも最も厳しい時期を迎えています。

それでもなお平均10.9得点、3.6アシストを記録しており、1試合あたり25.1分間の出場を続けています。

キャッスルは将来的に偉大なキャリアを築くと期待される中、見事なスタートを切りました。

現在スパーズでは、彼を含む7人の選手が2桁得点を記録しています。

またアシスト数でクリス・ポール、トレ・ジョーンズ、そしてビクター・ウェンバンヤマに次ぐ4位に位置しています。

---

キャッスルが語るNBAでの気づきと挑戦

最近ClutchPointsのインタビューで、キャッスルはコネチカット大で全米チャンピオンとなった後、NBA生活への適応について語りました。

キャッスルはチームの試合の半分以上で先発出場し、特に接戦の終盤では重要な役割を果たしてきました。しかし、2週間ほど前からその状況に変化が見られています。

キャッスルは、自分にとって不本意な場面を振り返りつつも、それ以上に満足のいく瞬間を経験していることを明かしました。

ClutchPointsが彼に、ルーキーがよく語る「大きな気づき」について尋ねたところ、キャッスルはこう答えました。

自分がここにふさわしいとは感じてる。

でもそれが簡単だとは言えないな。

僕にとっての“そういう瞬間”は、たぶんビクター（ウェンバンヤマ）に練習中でシュートをブロックされた時かな。

あれは僕にとって“いよいよだな”って思った瞬間のひとつだったと思う。

常に全力を尽くして努力して、コートでは全力でプレーする。それが基本だよ。

NBAへの適応が想像以上に簡単だったかと聞かれると、昨夏のドラフト全体4位指名のキャッスルは、率直ながらも慎重な返答をしました。

またスパーズの歴史で、デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカン、ビクター・ウェンバンヤマというトップ指名選手を除いて、ルーキーが大きな役割を担うことは珍しいですが、キャッスルはそれを理解してチームに加わりました。

簡単だとは思わないよ。

毎晩すごい選手たちと戦うから、本気で全力を尽くさないといけない。

そういう時はチームメイトやコーチに頼るんだ。それは分かってた。

でも結局ディフェンスができて、パスやドリブル、シュートができれば、誰とでもプレーできると思う。

その強みを活かして、できるだけチームの勝利に貢献したい。

それが今の俺にとっての成功のカギだよ。

ルーキーの役割が限られるかどうかは気になったけど、みんなそれぞれの道があると思う。

他の人のルーキーイヤーを見て、自分の道を決めるつもりはないよ。

ビクター・ウェンバンヤマがスパーズの注目の中心であることは間違いありません。しかし、キャッスルもまた、その次に注目される選手として浮上しています。

引用元:CLUTCHPOINTS