新たに加入したオールスターガードのディアーロン・フォックスは、まだサンアントニオ・スパーズのシステムに完全に馴染んではいません。
しかし、ここまでのパフォーマンスはすでに好材料と言えるでしょう。
フォックスはスパーズでの最初の5試合で、平均21.6得点、7.8アシスト、1.8スティールを記録しています。
特に注目すべきはフリースロー獲得数です。
彼は1試合平均5.8本のフリースローを獲得しており、第3戦のワシントン・ウィザーズ戦では18本ものフリースローを獲得しました。
このペースを維持できれば、チーム内で最も多くのフリースローを得る選手となる可能性があります。
スパーズでこれほど安定してフリースローを獲得できた選手は、かつてのデマー・デローザン以来です。
デローザンはスパーズ時代に平均6.5本のフリースローを得ていました。
フォックスがこのペースを維持できれば、スパーズにとって大きなプラスとなるでしょう。
ウェンビー、ヴァセル、クリス・ポールらと共にプレーする中で、フォックスのボールタッチは限られるはずです。
だからこそ、フリースローを獲得することで効率的に得点することが重要になります。
スパーズのオフェンスに欠かせないフォックスの役割
現在のスパーズは、ステフォン・キャッスルや時折ドライブを仕掛けるハリソン・バーンズを除けば、基本的にジャンプシュート主体のチームです。
そのため、チームのフリースロー試投数はリーグ19位と低めになっています。
フォックスはスタメンで唯一、安定してリングへアタックできる選手です。
彼のスピードを活かしたドライブは、スパーズにとって欠かせない武器となるでしょう。
さらに、スパーズのスタメンには優れたシューターが揃っているため、ディフェンスのスペースが広がり、フォックスが攻めやすい状況が生まれます。
これにより、フォックスは相手ディフェンスを崩し、ウェンビーにより高確率なペイントエリアのアテンプトを提供できるのです。
また、ピック&ロールでは、フォックスがディフェンスを引きつけることで、ウェンビーのオフェンスリバウンドやフォックスからのアシストにつながる場面も増えていくでしょう。
フォックスがスパーズのシステムに完全に適応するまでにはまだ時間が必要ですが、フリースローを獲得する能力がチームにもたらす新たな可能性は明らかです。
スパーズにとって、フォックスのリムアタックは今後の鍵を握る要素となるでしょう。
引用元:Air Alamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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