【速報】ウェンビーが右肩の血栓でシーズン全休が決定。

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シーズンの「後半戦」の開幕を数時間後に控えたタイミングで、スパーズはウェンビーが右肩の深部静脈血栓症と診断され、今シーズンの残り試合を欠場する見込みであることを発表しました。

なお、この問題はウェンビーがオールスターゲームからサンアントニオへ戻られた際に発見されたとのことです。

スパーズの公式声明によると、ウェンビーの右肩に深部静脈血栓症が確認され、2024-25シーズンの残り試合を欠場される予定です。チームは今後、必要に応じて最新の情報を提供するとしてます。

ウェンビーは、今夜オースティンで開催されるフェニックス・サンズ戦への出場が「体調不良」のため不透明とされておりましたが、実際にははるかに深刻な状態であることが判明しました。

深部静脈血栓症とは、静脈内に血の塊(血栓)ができる疾患であり、今回のケースでは右肩に発生してます。万が一、血栓が移動し、心臓や肺、脳などの重要な臓器に達した場合、命に関わる肺塞栓症を引き起こす可能性があります。

一般的な治療法としては、血栓を溶かすための抗凝固薬(血液をさらさらにする薬)が用いられますが、症状が重篤な場合には手術が選択されることもあります。

長期的な観点では、今回の症状が一時的なものであるのか、それとも血液疾患などの深刻な問題に起因するものなのかが大きな焦点となります。

ブライアン・サッターDrによると今回のスパーズの判断は素晴らしいものだったとのことです。

過去には、ブランドン・イングラムが同様の診断を受け、2019-20シーズンの残り19試合を欠場されましたが、それは単発のケースでした。

一方で、クリス・ボッシュは血液凝固障害が原因でキャリアを早期に終えざるを得ませんでした。ただし、ESPNの報道によると、スパーズは今回の件を単発の問題と考えており、ウェンビーは来シーズンまでに完全回復する見込みです。

バスケットボールのプレー自体は現状では優先順位が下がりますが、シーズンが46試合で終了したことにより、ウェンビーは今シーズンの主要な賞レースから外れることとなりました。

最優秀守備選手賞(DPOY)の最有力候補とされておりましたが、受賞資格を失い、オールNBAチームやオールディフェンシブチームの選考対象からも外れることになります。

今シーズンの成績は平均24.3得点、11.0リバウンド、3.7アシスト、リーグトップの3.8ブロックと圧倒的な活躍を見せていただけに、シーズン終了は非常に残念な出来事となりました。

スパーズにとってウェンビーの離脱は大きな痛手となります。

すでにザック・コリンズをトレードで放出し、チャールズ・バッシーもMCL損傷で離脱しており、ビッグマンの層が極めて薄い状況。

現在はビスマック・ビヨンボと10日間契約を結んでますが、まだ起用されておらず、ウェンビーが欠場される際にはジェレミー・ソーハンをセンターに据えるスモールラインナップを採用しました。

しかし、この戦術はすでにうまく機能しておらず、ウェンビー不在となった今、さらに厳しい状況になるのは明らかです。

ビヨンボの契約が終了すれば、スパーズにはロスター枠に空きが生じます。そのまま彼と本契約を結ぶか、新たな選手を獲得する選択肢がありますが、ウェンビーの離脱による「インジュリー・エクセプション(負傷者特例)」を申請し、追加で選手を補強する可能性も考えられます。

引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries

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